センセイと私の不可思議恋愛
早く、堂々と青山が顧問になってくれる日が来てほしい。
あ、でも・・・・・・
そうなると、緑川が遠くなるから瑠美がショックかな。
と心配していたら。
「今日正式に、顧問の件が決まったで」
青山は姫華ちゃんを解放して、真面目な顔で言った。
「どうなったんですか??」
「緑川先生と、俺で決定や」
緑川も!!
「緑川先生もですか?」
超嬉しそうに瑠美が叫ぶ。
「大越は、緑川先生のファンなんか?そうかそうか」
「ち、違いますよ!!」
裏青山は、ニヤニヤしながら姫華ちゃんに近付いた。
「なぁ、姫華は・・・・・・俺やろ?」
姫華ちゃんをからかって遊んでる時の青山は、めっちゃ嬉しそうや。
姫華ちゃんは、もうやめてください~って言いながら、準備室の中を走り回ってる。
「瑠美、良かったな」
「うん。嬉しい!!」
こそっとそう言い合って、にっこりほほ笑み合う。
「あ、それとコーチは黒岩先生にお願いしたから。明日から早速来てくれはるから」
えーーーーーーー!!
聞いてないよぉ!
黒岩が正式にコーチ?
そんなんアリ?