センセイと私の不可思議恋愛
グラウンドの自転車置き場の横にある自動販売機の裏に隠れた。
もう、いや。
黒岩も、こんな自分もなんか、嫌や。
せっかく、サッカー部のコーチ引き受けてくれたのに。
でもさ。
さっきの
“俺ぇ??”って言った黒岩のニヤけた顔がほんまに嫌やった。
あんなかわいい顔、私以外に見せんとって欲しかった。
あの後、何て答えたんかわからんけど、
質問した女子が黒岩のこと好きになるのは時間の問題やと思う。
高校の先生よりも、ハードル低いやん?
教え子じゃないわけやし、特別禁断でもない。
狙う女子、おるに・・・・・・決まってるやん。