センセイと私の不可思議恋愛




「あれ?黒岩先生・・・・・・?」




緑川がキョトンとした顔で黒岩と私の顔を交互に見る。




「あ、緑川先生いらしたんですね。あ、あの・・・・・・ですね」



必死に言い訳を考える黒岩。


すかさず私が助け舟を出す。




「親睦を深める為に名前で呼び合ってるんですよ!ね~、陽太コーチ!!」



助け舟のつもりやったけど逆効果やったみたい。



「確か、黒岩先生の中学の教え子でしたよね??」



明らかに怪しんでる顔で、黒岩を見る。




「へへへ」



黒岩はかわいくハニかんで見せた。



だから私も。



「うふふ」


微笑んでみる。





「もしかして、そういうことですか?黒岩先生と小阪って・・・・・・」




緑川先生は信頼できる先生や。


青山にバレたら大変そうやけど、緑川先生なら大丈夫・・・・・・やんな?






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