センセイと私の不可思議恋愛






「どうないしよ。黒岩・・・・・・ごめんな」



怒ってた気持ちもどっかへ吹き飛んでた。



目の前の黒岩は、腕組みをしながら答える。




「まあ、ええやろ。バレた方が気楽やし。緑川先生は信頼できるから」




なんて楽観的な・・・・・・




でも、そうやな。


誰かにバレるとちょっとホッとする。




てか、うちら付き合ってないのに。


バレるも何も、変な関係じゃないやん!!




って言おうかと思ったけどやめた。



いちおう“両思い”っていう秘密があるもん。





「で、スネ子ちゃん、まだスネとんのか?」



「スネ子ちゃんじゃないもん」





スネる私に、黒岩が・・・・・・





「ヒャッ」




おでことおでこくっつけた。






「スネ子ちゃん、ご機嫌なおりましたか?」





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