センセイと私の不可思議恋愛
おでこをくっつけたまま、甘すぎる声を出した。
「・・・・・・・・・・・・」
「まだ機嫌なおらんのかぁ??」
今度はほっぺを・・・・・・!!
くっつけてくる。
「あああああ~!!わかったから。もう怒ってへんからぁ!」
と黒岩の胸をドンと押した。
これ以上スネてると、チューとかいろんなことされそうやったから。
「萌ちゃん、もしかしてやきもちとか?」
思いっきりニヤけた黒岩は、私の肩に自分の顔を乗せてくる。
顔、近いから!!
「そんなんと違うし!!」
かわいく怒ることができひん私は、また憎たらしい顔で、黒岩を押してしまう。
「萌ちゃんのことは俺が一番ようわかってるから。ごめんやで」
今度は背後から、そっと、そっと・・・・・・抱きしめてくれた。
正直、泣きそうなくらい嬉しくて。
恥ずかしいけど、ほんまにほんまに嬉しかった。