センセイと私の不可思議恋愛
「はい。そうですけど。うちのクラスの生徒かな?」
「違います。2組の、仲良し2人組です!覚えてくださいね」
私は、瑠美の体を緑川に向けて、頭を下げさせた。
「あ、そうですか。わざわざありがとう。これからよろしく」
「体育、大好きなんで、頑張ります!!」
自分が好きじゃない相手にはなんで積極的になれるんやろ。
不思議やなぁ~。
「期待してますよ。え~っと、名前聞いとこうかな」
「私は萌美で、こっちが・・・・・・大越瑠美です!!」
ドンっと瑠美の背中を押したもんやから、瑠美が緑川の体に当たった。
うわ~!急接近!!
「すいませんっ!!」
真っ赤になって謝る瑠美がかわいくて、かわいくて・・・・・・
中学時代は、同級生に恋をしてた瑠美やけど、半年くらいで変わってて、イマイチ本気じゃなかったっぽい。
だから、高校生になったら、瑠美の本気の恋が見てみたいな~って思ってたんよな。