センセイと私の不可思議恋愛
「ほんまかどうか、あんたら調べといてよ」
と諸先輩方に言われ・・・・・・
私達3人は青山の元へ。
今日もイケメン青山。
「おいで、姫華」
と姫華ちゃんを隣に座らせてから、話し始めた。
「俺も噂は聞いたことあんねんけど、ほんまかどうかは知らん。直接本人には聞けんやろ」
青山がこの学校で働き出した頃には緑川はもうベテランで、最近になるまであんまり話したことはなかったらしい。
「ええ情報持ってなくてごめんな。黒岩先生にも聞いてみたら?」
チラっと私を見た瑠美が、へへへと笑った。
「何?何や、今の笑い」
怪しむ青山を残して、英語準備室を出る。
もちろん、姫華ちゃんも残して。
「待ってよぉ~」
姫華ちゃんは青山に両手をガシっと掴まれてる。
ってのも・・・・・・
部活の日誌担当が姫華ちゃんになって、それをチェックするのが青山。
だから、こうしてほぼ毎日ふたりは顔を合わす。
もうすぐ青山が正式に顧問になってくれるし、そうすればもっと楽しくなる。
黒岩と会う機会も減るやろうし、だんだん胸の痛みもなくなるはずや。
私には友達がおる。
だから、絶対大丈夫。