センセイと私の不可思議恋愛
「俺が病院連れて行きましょうか」
と言う青山に向かって・・・・・・
「病院は、黒岩コーチお願いできますか」
緑川が妙にでかい声でそう言った。
「青山先生は今日から正式に顧問になることになったんで、試合の後に紹介したいんです。すいませんけど、小阪のことは黒岩コーチにお願いします」
何も聞いてない風な青山。
緑川、もしかして・・・・・・
私の為に?
黒岩と話せるチャンスを作ってくれようとしてるんかな。
「わかりました。じゃあ、俺が連れて行きます。また連絡します」
ヒョイっと抱きかかえられて、私は黒岩の車の後部座席に転がされた。