センセイと私の不可思議恋愛




「俺が病院連れて行きましょうか」



と言う青山に向かって・・・・・・





「病院は、黒岩コーチお願いできますか」




緑川が妙にでかい声でそう言った。





「青山先生は今日から正式に顧問になることになったんで、試合の後に紹介したいんです。すいませんけど、小阪のことは黒岩コーチにお願いします」




何も聞いてない風な青山。



緑川、もしかして・・・・・・



私の為に?



黒岩と話せるチャンスを作ってくれようとしてるんかな。






「わかりました。じゃあ、俺が連れて行きます。また連絡します」






ヒョイっと抱きかかえられて、私は黒岩の車の後部座席に転がされた。






< 221 / 305 >

この作品をシェア

pagetop