センセイと私の不可思議恋愛



「お前らがうらやましくなることがある。自由でええな~って」



緑川先生は、遠い目をしながらそう言った。


その先に見えているのはダレ?



青春時代の恋の相手?




それとも、今


好きな人・・・・・・?






「大人になりたくなくなってきました」


つい本音がポロリ。



「おいおい。そんなこと言わんとってくれよ。楽しいことがいっぱい待ってるぞ」



「自由に人を好きになれないなんて悲しいもん」




緑川先生は困った顔をした。


真面目やから、私の発言にいちいちちゃんと答えようとしてくれる。



そういう所も好き。


好きやけど・・・・・・


この恋は、期間限定なん??






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