センセイと私の不可思議恋愛




「緑川・・・・・・?どっかで聞いたことあるような気もするけど、多分俺は知らん先生やな。大越、教師に恋するのはしんどいぞ?」



おいおい、あんたが言うなって。



私と瑠美が同時に突っ込もうとすると、黒岩は自分で突っ込む。



「あ、俺が言うことじゃなかったな」



3人で笑い合う。



何も変わってないのに、3人ともわかってる。



あの頃とは何もかもが違うこと。



こうして、この場所に来ることができるのも、卒業して間もない今のうちだけ。



毎日毎日来るわけにもいかへんってのは、わかってる。



だから・・・・・・切ないし、寂しい。




黒岩に、会われへん。



毎日会ってた頃にはもう戻られへんねん。





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