センセイと私の不可思議恋愛






自分から言ったくせに。



何、マジでびびってんの?






それから、目を合わせてくれなくなって。




急に真面目に部活の話に戻って・・・・・・







「そろそろ送るわ」





緑川先生が困ってる。


きっと、何か感じてる。




案外鈍感じゃないかも。





「あ、やっぱり送ってくれなくていいです。好きな人がコンビニでバイトしてるんで、その人に会いたいから一人で帰ります!!」





呼びとめる緑川先生の声を無視して、廊下を思いっきり走った。



涙が、飛ぶ。


頬に落ちずに、舞い上がるようにして、消えていく。






この恋は、


いつか終わる。




終わりは、近いんかもしれん。





【瑠美目線END】





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