センセイと私の不可思議恋愛
「学校で変なことすんなやぁ!!あほか」
と怒った黒岩やけど、めっちゃ嬉しそうな顔をしてくれた。
「全然会われへんし、堂々と付き合えるわけでもないけど・・・・・・気持ちは繋がってるから。寂しくなったら指輪見て思い出して。俺は、萌ちゃんが好きやってこと」
しっかりと目を見て言ってくれた。
会いたいって、ちゃんと伝えて良かった。
もやもやした気持ちをぶつけて良かった。
私はこのままでいい。
このままの私でいいんや。
そう教えてくれたのは黒岩。
「大好きやでっ!!」
私はそう大声で叫んで、教室から飛び出した。
廊下を思いっきり走って、瑠美の家に向かった。
元気のない瑠美に、元気を届けに。
だって。
瑠美は、最高にええ子やからさ。
自分が辛い恋をしてるのに、私の幸せを心から願ってくれてんねんもん。
だから、報告せな。
今日の嬉しいクリスマスの出来事を。