センセイと私の不可思議恋愛
「青山のこと写メ撮ってる子おるで。青山嬉しそうやし。あんなん問題にならんのかな」
「ほんまやわ。PTAとか出てきそうやん」
余計な心配をしている私達2人の前を、青山が通り過ぎる。
「おはよう」
爽やかな風と・・・・・・ええ匂いが。
「うん。やっぱかっこええわ」
私がそう言うと、瑠美も・・・・・・
「確かに・・・・・・」
好きにはならん。
絶対に。
でも、学校内にああいう先生がおるってなかなかええな、と思った高校生活2日目でした。
それからも本格的な授業は始まるまでは午前で学校が終わるから、毎日黒岩に会いに中学へと・・・・・・
中学1年の担任になった黒岩は、忙しそうで、なかなかゆっくり話ができひんかった。