センセイと私の不可思議恋愛
「青山先生が運動部の顧問やったらええのに。そしたらそこに入るのにな」
私と瑠美は、青山と姫華ちゃんをどうにかくっつけたくて、青山との接点を探していた。
「運動部の顧問してないなんて、寂しい」
姫華ちゃんは、寂しそうにそう言った後に、加えた。
「緑川先生も、サッカー部の顧問やもんね。女子も入れたらいいのに」
ん?
んんん?
今、姫華ちゃんの一言を聞いて、ひらめいた。
「女子サッカー部、作ったらええんちゃん??」
キョトンとする瑠美と姫華ちゃん。
「なあ!!そうやん。うちらで作ろうや!!」
数秒の沈黙の後・・・・・・
「萌美、それ、名案やん!!」
「いいやん、それ」
ふたりとも、私の腕をガシっと掴んで、目をキラキラさせてくれた。