センセイと私の不可思議恋愛
「で・・・・・・話って何かな」
1メートル以内の距離で見る青山颯は、思ってた以上に美形で、声もまたアイドルっぽくて、どうしようもなく、かっこよかった。
それは、決して“恋”に結び付くものじゃないけれど。
「あのですね~、青山先生に顧問をお願いしたいんです!!」
元気良く私がそう言うと、鳩が豆鉄砲くらったみたいな顔して。
その顔にときめいてる姫華ちゃんがまたかわいくて。
「俺?俺が・・・・・・何の顧問?」
「実は、私達・・・・・・女子サッカー部を作りたいんです!!ぜひ、青山先生に顧問になって欲しくて」
びっくりしたままの顔で、青山先生は私達の顔を交互に見つめてた。
「え・・・・・・作るん?君たちが?女子のサッカー部?」
「そうです。私達が新しい歴史を作りたいんです!!サッカー部出身の青山先生にぜひぜひ顧問として一緒に青春してほしいんです」
我ながら、熱弁!!