センセイと私の不可思議恋愛
高校の体育館の中で、瑠美は大笑いする。
「何、それ~~~!!!あんたらの関係おもろすぎるわ」
「笑いごとちゃうって!からかわれてるみたいに思えてくるもん。黒岩は、いっつも余裕ぶってるし、私をもてあそんでるんやわ」
お腹を抱えて笑う瑠美につられて、私も笑う。
黒岩は憎めんヤツやねん。
確かに。
意味不明やし、自分勝手やし、女心わかってないけど。
好き・・・・・・なんよな。
1日1日好きになる。
眠るたびに好きになる。
今も、こうしてても、どんどん好きになってる。
「好きやからしゃーないって言ってくれたんやろ?めっちゃええやん」
「嬉しいけど・・・・・・私、照れて何も言いかえせんねんもん」
「それでええんやって。そんな萌を、先生は好きになったんやから」
瑠美は、一番の親友。
一番の理解者で、私と黒岩の応援団長!!
「今日、帰りに中学寄ってみようや」
「マジで?」
自宅と高校の間に、中学がある。
この高校を選んで、ほんまに良かったなって思う。