センセイと私の不可思議恋愛
「どうせ、俺のファンなんて一時的なもんやし、すぐ飽きて、彼氏作るねん。本気でサッカーやりたい子だけ受け付ければ問題ないやんな?」
さっきまでの爽やか青山はどこへやら。
足を組んで、ちょっと貧乏ゆすりしながら、話し方も乱暴になっていく。
「普段の青山先生は、猫かぶってるんですか?」
瑠美の質問に、フフフと笑う青山。
「どうかな。ま~、普段の俺も、こういう俺も俺ってことかな。お前ら3人とは、長い付き合いになりそうやから、俺の裏の顔も見せとくわ。あっはっは~」
お前らって言ったぁぁ!
さっきまで、君たちって言ってたくせに。
でも、でも、私的には・・・・・・この裏の顔の青山の方がすっきや!!
人間らしくてさ。
そう思ってるのは、私だけじゃなかったみたい。
「この先生の方が、いいですよ!」
と瑠美が言う。
「姫華は?」
青山はまたそんな呼び方をして、姫華ちゃんは真っ赤に。
「わ、私も・・・・・・どっちもいいと思います」
「姫華、顔真っ赤やけどどうしたん?」
青山のヤツ~!!
絶対、姫華ちゃんの気持ちに気付いてるわ!!