センセイと私の不可思議恋愛
その夜、黒岩に電話して、いっぱいいっぱい愚痴った。
「もう~、ありえへんやろ?頭かったいねん」
『でも、そういう先生も学校には必要やねん』
「何よ、それ!黒岩までアイツの味方なん?」
『ちゃうちゃう!!そういう先生もおれば、俺みたいな先生もおる。いろいろおってええねん。だから、萌ちゃんらのこと応援してくれる先生も絶対におるから』
黒岩のその言葉を聞いて、青山先生と桃谷先生の顔が浮かぶ。
真剣に相談に乗ってくれて、心から応援してくれてる。
「せやな。青山先生も担任も、めっちゃ応援してくれてる。だから、負けへんで」
『おい、まさか萌ちゃん・・・・・・青山先生にホレたんちゃうやろな?』
「それはないない!!姫華ちゃんの王子様やもん。それに、私は黒岩しか興味ないし」
勢いに乗って、大告白しちゃった。
『今から萌ちゃんに会いたくなるやんか。もう、かわいいねんから』
と、いつの間にかラブラブな会話になって、怒りもどこかに飛んでった。