甘コイ。
ヒクッヒクッ!
「いつまで泣いてんだよー
とりあえずトイレ行って顔洗いに行こ??」
「うぬ。
朱希ごめんね」
(はあーー!
私どうすればいいんだろう…
あの事は忘れた方がいいのかなー
嫌、でも忘れたくても忘れられない。)
「ねえ、朱希朱希!!」
(この先また先輩に会ったら本当どうしよ…
キスされたときはビックリしすぎてトイレに逃げちゃったしな……)
「ちょっと朱希!!!」
「あ、あ、んん??」
「ちょっと朱希ほんと大丈夫?
酔っぱらいのおっさんみたいにすごい、のろのろした変な歩き方してるよ!!」
「嘘!!
やだ、恥ずかしい
もっと早くにそれ言ってよ!!」
(ほんと恥ずかしいー
何かみんな私のこと見てるしー)
「さっきから、ずっと朱希のこと呼んでたのに全然返事しないんだもん!」