甘コイ。




(私ほんと馬鹿だあ…)




でも、香山先輩の事ほんと好きじゃない……




うん、多分……




「朱希ー!!!」




誰かと思ったら、私の名前を呼んでるのは旬だった。




「朱希、
発見ー!!」




「どしたのー??
すごいお疲れのようだね…」




めちゃ、すごいスピードで走ってきたから、何かすごい大事な話でもあるのかなー??




「希が女子トイレの前で朱希のこと待ってたよ!!」




「ああー
やばー!!」




希のことすっかり忘れてしまっていた。




「香山先輩!
ちょっと私、用事思い出したんで、この辺で……」




「うん。
ばいばーい!!
あ、旬から朱希ちゃんのメアド教えてもらってもいいかなー??」




「あ、はい。
どぞ……
じゃあ、また……」




旬と香山先輩、知り合いなんだ……




てか、希怒ってるかなー




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