甘コイ。




「かしこかしこまりましたかしこー」




「その言い方古くね?笑」




「すいません!!」




結城に大笑いされ、突っ込まれた。




(男に、ちゃん付けで呼ばれるのかー
そんなの初だなー
別に朱希でもいいんだけどな)。




私と結城が仲良く話してたら、旬が




「2人で仲良く話してるのは、いいんだけどよ、俺の存在忘れてるだろ!」




(はは(笑))




『確かに、すっかり忘れてた。』




「2人そろって同じこと言うな!」



『ごめーん』




ギーンゴーンカコーン




変な音の鐘のチャイムがなった。




いかにも、スピーカーが壊れてそうな音だ。




鐘と同時に、黒板に貼ってある座席表を見て指定席に座った。



私の席は、窓側の一番後ろの一番端っこ。




(落ち着きそうな場所だな。)




旬と結城とは席が、かなり遠い。




ガラガラッ




担任の先生らしき人が入ってきた。




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