こんぺいとう【短編集】
「高崎、アンタまた女の子の告白、断ったんだって?」
「その話したくない」
「罪なヤツ……いつか一服盛られちゃうんだから」
「勘弁してよ」
朝から見知らぬ女の子に告白されて、教室に上がってきたら心ない言葉を刺されて。
俺って本当に可哀想な男子高生だと思う。誰か慰めてくれ。
「顔はいいのにさぁ。そんなんだからいつまで経っても彼女の1人もできないのよ」
「はいはい、すいませんね」