こんぺいとう【短編集】
「お昼、一緒に食べたいから、12時に迎えに行く」
「え、えっ、私の家知ってるの?」
「ケンから聞けばすぐにわかるよ。んじゃ、お昼にね~。おやすみ」
一方的に切られてしまった。耳から携帯を離して、呆然と画面を眺めた。
「どどどどーしようっ」
ふつふつと沸き上がってきた実感に、私は慌てて布団に潜り込んだ。
頭はパニックだし、心臓は煩いし……これから寝れる気がしないんですけど。
【深夜、君から】
(ぅあ、明日何着ていこう……)
end.