◇Coolで甘甘な彼に恋してる◇
「あぁ〜…!! もう うじうじ
しちゃって!!!」
いきなり 嘉穂が机を
ばんと叩いた。
「―――…えっ???」
「あんたが 言ったんでしょ??
振り向かせやるって!!
だったら それを貫きとうしなさいよ!!
あたしはね あんたがうじうじ
してるとこ大嫌いなの!!
振られたっていいじゃん!!!
今のあんたの想いを翔君にぶつけなさいよ!!!」
かっ嘉穂―――…。
うん。 そうだよね??
こんなの あたしらしくないもんね??
「ありがとう嘉穂!!!
あたし 行って来る!!!」
あたしは 勢いよく教室を
飛び出して 翔君の元へ向かった。