フレンズ



「え?」



 うそ…



 香織の言葉が頭の中で反芻する。




 
 なのに私は、1人で浮かれて



 受かったよ、なんてすごく喜んだメールを送って…





「あの…」



「…っその顔!」





 自分が恥ずかしくなって、謝ろうとした時





「そういう顔されるってわかってたから、言いたくなかったの!」





 今まで香織に睨まれたことなんか



 一度もなかったのに…




 目の前には、鋭く私を睨みつける香織がいた。




< 16 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop