あやまる。

前方に見えるのは学校だ。


ここには、昔お世話になった人たちがたくさんいる。

まずは用務員さんに会う。
笑顔で、会釈をされた。

「ごめんなさい」

私がそう口にすると、
彼もまたクエスチョンマークが見えるような表情で、
私に何かを尋ねようとした。

でも、時間がないんです。
ごめんなさい。

< 3 / 26 >

この作品をシェア

pagetop