あやまる。

時間が無い。

次は、放送室だ。


この学校に通っていた頃、
私は放送委員を務めていたので、
機械の取り扱いは大丈夫だ。


放送を開始する。

『ごめんなさい』

スイッチの切られている場所以外でなら、
きっとこの声が聞こえていたはずだ。


これで、ここはいいだろう。
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