永遠
あたしは驚いて口をポカンと開けていた。
陽太はあたしに気付いたようで・・・
「光莉!」
あたしに近づいてきた。
「偶然だな!」
あたしの手を握った。
「なんだ~!?おまえら知り合いか?」
「そっす」
女子のみんなは陽太を見て赤くなってる・・。
あぁ・・・みんな一目ぼれか。
確かに陽太はかっこいいと思う。
だったら・・・めんどうになる前に・・・。
「知らない・・・」
あたしは小さく呟いた。
陽太は驚いた顔をしたのに「嘘言うなって~」と笑いだす。
「先生ー!俺、友達光莉しかいねぇーから席隣でいいっしょ?」
「おう!」
最悪なことにあたしの隣になった。
もっとめんどうになる。
陽太はあたしの隣に座った。
「よろしくな」
あたしは「うん」と言わず頷いた。
そしたらもう一人入ってきて。
「陽太の双子の妹の日和です。よろしく」
すっごい美人の女の人が入ってきた。
その子もあたしの隣に座った。
あたしの所だけ・・・三人。
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