NEVER LAND


*翡翠・瑠璃・黄金・水晶Side


「到着っ!!」

黄金が扉の一歩手前で跳ねた。

目の前には、僕らの身長の
1.5倍くらいの書斎の入り口。

この扉は装飾に凝っていて、
鈍く柔らかい光沢が微かにある。
「じゃ、ノックするよー」

瑠璃が手をゆるく握り、
装飾のない平らな部分の前へやった。


こんこん


「お父さーん」




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