NEVER LAND
Story6



「おはよ、琥珀」

僕が目を覚ますと、琥珀はもう
目覚めていたらしくベッドの上で
膝を畳んで座っていた。

琥珀に挨拶をすると、
彼女は何の反応も示さなかった。

「………琥珀?」

もう一度呼び掛ける。



返事は、ない。






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