[完]ヤクザが愛する女~Ⅱ~
「私親いないんですよ…」
「じゃあ身内の方でも…」
「それもいなくて…」
その男の人は頭をポリポリとかいた。
「困ったなぁ…」
「あ、やっぱりいーです!じゃ!」
そう言って不動産の店を出ようとしたら
「ちょっと待って!」
私は止められた。
「はい?」
「行く場所ないなら俺んち来る?」
それが貴方。
廉との出逢いだった。
「じゃあ身内の方でも…」
「それもいなくて…」
その男の人は頭をポリポリとかいた。
「困ったなぁ…」
「あ、やっぱりいーです!じゃ!」
そう言って不動産の店を出ようとしたら
「ちょっと待って!」
私は止められた。
「はい?」
「行く場所ないなら俺んち来る?」
それが貴方。
廉との出逢いだった。