[完]ヤクザが愛する女~Ⅱ~
私はカフェで時間を潰した。



しかし閉店の時間はやってくる。


店員さんに言われ私は
しぶしぶ外に出た。



「これからどうしよ…」


日も落ちて寒さが増した。



「廉さん…」


私は名刺を取り出し電話を掛けた。



「はい。」


「廉さん…?」


「ん?あぁお昼の子。」


「お願い泊めて。このままじゃ凍え死ぬ。」


「だから言っただろ。今どこだ?迎え行く。」


私は今居る場所を伝えてその場で待った。
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