時空捕らわれ
プロローグ
はらり、はらり‥。鮮やかな深紅の花弁が舞散る花園に1人立ち尽くす。
地面へと落ちた一枚の花弁が闇の色へ変化した瞬間、花園も闇へと呑まれて行く。
―……‥暗い暗い闇の中、私は光を探して歩き続ける。例えそれが血塗れの道になろうとも私は進む。光に満ちた未来を見る為に‥……―
歌声が聞こえる。闇の中澄んだ歌声が。声からして女であることは明白だ。
だが、突如としてその歌は途切れた。歌を求めて歩こうと闇の中で何も見えはしない。
不意にまた歌声が聞こえた。先程と同じ歌声。けれど歌うのは残酷な歌。
―……‥さあ殺そう。どんな殺し方にしようか、首締め?毒盛り?首を刎ねるのも良いかもしれない。さあ殺し合おう、御社様の為に殺し合おう‥……―
その歌の途中で意識が途切れた。
地面へと落ちた一枚の花弁が闇の色へ変化した瞬間、花園も闇へと呑まれて行く。
―……‥暗い暗い闇の中、私は光を探して歩き続ける。例えそれが血塗れの道になろうとも私は進む。光に満ちた未来を見る為に‥……―
歌声が聞こえる。闇の中澄んだ歌声が。声からして女であることは明白だ。
だが、突如としてその歌は途切れた。歌を求めて歩こうと闇の中で何も見えはしない。
不意にまた歌声が聞こえた。先程と同じ歌声。けれど歌うのは残酷な歌。
―……‥さあ殺そう。どんな殺し方にしようか、首締め?毒盛り?首を刎ねるのも良いかもしれない。さあ殺し合おう、御社様の為に殺し合おう‥……―
その歌の途中で意識が途切れた。