SugarⅡ
そう思っても言葉が見つからないんだよねー…
だって今日会ったばっかりだから、知ってるのは名前ぐらいだし。
「美海。」
「は、はいっ!?」
いきなり呼ばれて焦ったけど、有明君の方を向いた。
――――――――チュッ
一瞬のことだった。
目に写ったのは、すぐ近くにある有明君の顔。
そして、唇に柔らかい感触と、小さなリップ音。
「え……えっ?!;」
再びパニック状態になるあたし。
それを見て笑ってる有明君。
不良からあたしを
助けてくれた
小さな不良さんは
正義のヒーロー?
(美海、付き合おっか)
(あ、あたしでいいの…?)
(美海がいいんだよ)
-END-