SugarⅡ
「みーうー、今日アイスお前の奢りなー!」
「「「……………」」」
いつまでアイスのことを根に持っているんた、この男は。
そう思うと、イライラが今にも爆発してしまいそうだ。
かろうじて我慢出来た。
………この言葉を聞くまでは。
「早く降りて来いよー、コンビニ行こーぜ。」
――――――あぁ、ダメだ。
「ふ…………ふざけんなっ!!」
―――――――カコーン!!
晴君の手から奪い取った下敷きは、窓の外へ飛び出して、何の迷いもなく垂直落下していった。