SugarⅡ


「調子のんなっつーの…」



昼ご飯を食べ終わって、ゆったりしている時に聞こえてきた言葉。



小さな声だったが、あたしたちの位置からは丸聞こえだ。



「美海、あいつらまた言ってるね。 いい加減あたしキレそうだよ。」



「まぁまぁ、ただの嫉妬だから気にしない方がいいよ。」



最近は毎日のように続いている陰口。



言っているのはクラスの一部だけだけで、あたしもそろそろ呆れてきたところだ。




ちなみにその陰口の原因…



「姫仲、ジュースちょーだい。」


「奈々、今日一緒に帰ろうぜー。」



この男子2人にある。


そう言っても間違いではないはずだ。



いや、間違いない。
< 144 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop