SugarⅡ
「調子のんなっつーの…」
昼ご飯を食べ終わって、ゆったりしている時に聞こえてきた言葉。
小さな声だったが、あたしたちの位置からは丸聞こえだ。
「美海、あいつらまた言ってるね。 いい加減あたしキレそうだよ。」
「まぁまぁ、ただの嫉妬だから気にしない方がいいよ。」
最近は毎日のように続いている陰口。
言っているのはクラスの一部だけだけで、あたしもそろそろ呆れてきたところだ。
ちなみにその陰口の原因…
「姫仲、ジュースちょーだい。」
「奈々、今日一緒に帰ろうぜー。」
この男子2人にある。
そう言っても間違いではないはずだ。
いや、間違いない。