SugarⅡ


「み、美海ちゃんの体が…っ…あははっ……ゼリーにっ!!」



笑いすぎて喋ることもままならないらしい。失礼な話だ。




―――――――ガラガラ…




「「「あ…」」」




「おはようみんなっ」




息を荒くしながら教室に入ってきた美海は、何か言いたげに近づいてくる。




「あのねっ、あたしの体がプルプルのゼリーになったの!! 食べると大きくなるんだよ!」←




……意味分かんないよな←




「美海、それって冗談?」



「何が?」




どうやら、本気で言っているらしい。



ふと、晴を見ると、手で顔を覆ってプルプルしている。←




「晴、笑っちゃダメでしょ…っ」



奈々はそう言いつつも、顔がにやけている。気づいてないのか。




「お腹すいたから、腕を食べたのね。そしたら体がブヨーンて膨れちゃって!!」←




お腹がすいたから腕を食べたのか…



「美海、腕は食べ物じゃないからさー、美味しくなかっただろ?」



もちろん、本気で対応←
< 162 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop