SugarⅡ


「何ですか?」



オレンジ色のサラサラした髪。
真っ白で綺麗な肌。
スッと筋の通った鼻筋。



パッチリした黒目がちの目に目を奪われた。



「あのー……」



可愛い。


瞬時にそう思った。



そしてその子は今、俺を心配そうに見つめている。



「大丈夫ですか…?」


「あっ、ごめん;
えっと……」




いきなり「俺らのバンドに入らない?」って言ったら、ビビるよな。
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