SugarⅡ
「だから、もう他の女子の話すんのも、姫仲に意地悪すんのも止める。」
「え…?」
パッチリした目が、余計に大きく見開かれた。
驚く顔をする姫仲をギュッと優しく抱きしめ、そっと耳元で囁いた。
「姫仲も、俺のこと好きなんだよな…?」
「……………うん//」
君から聞けない「好き」の言葉も
素直じゃないその性格も
全部俺が原因だった。
これからは君だけを
見ていくから。
君も俺だけを見ていて?
(素直じゃない君も好きだよ)
(バカ…//)
(姫仲も俺のこと好きだろ?)
(…………好きだよ/)
-END-