SugarⅡ
相葉が居たとしても、姫仲はもう帰ってるかもしれない。
まぁ、いてくれたら俺すっげぇ喜ぶんだけどさ。
「姫仲!」
門の近くに相葉が立っているのが見えた。
その近くに、もう1人。
「…有明?」
姫仲のところまで走って行けば、姫仲も小走りで近寄ってきてくれた。
「どーしたの? 用事は?」
「もう終わった。」
「そっか。あっ、あたしね、奈々の幼なじみを待ってたのっ」
相葉の幼なじみって……
「晴だろ?」
「何、有明って晴のこと知ってんの?」
相葉が姫仲の後ろから来てそう言った。