SugarⅡ
机の中に封筒が入っていないのは、俺が気づかれないように出していたから。
そんな小さなことでも、姫仲が元気になるなら、やってよかったと思える。
「言ったろ、助けてやるって。」
その言葉がよほど嬉しかったんだろう。
顔を真っ赤にして、俺と繋いでいる手をギュッと握った。
右手の傷はまだヒリヒリして、血も出てるけど
姫仲守るためなら、いくら傷をおっても構わない。
助けてと言ってくれれば
どこにいたって
助けてやるから
(ずっと俺のそばにいろ)
(えっ//)
(じゃなきゃ、守れねぇしな)
(うん!/)
君を傷つけるやつがいるなら、助けるのは俺しかいないだろ。
-END-