SugarⅡ


机の中に封筒が入っていないのは、俺が気づかれないように出していたから。



そんな小さなことでも、姫仲が元気になるなら、やってよかったと思える。




「言ったろ、助けてやるって。」



その言葉がよほど嬉しかったんだろう。



顔を真っ赤にして、俺と繋いでいる手をギュッと握った。



右手の傷はまだヒリヒリして、血も出てるけど





姫仲守るためなら、いくら傷をおっても構わない。





助けてと言ってくれれば


どこにいたって

助けてやるから




(ずっと俺のそばにいろ)
(えっ//)
(じゃなきゃ、守れねぇしな)
(うん!/)



君を傷つけるやつがいるなら、助けるのは俺しかいないだろ。


-END-
< 61 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop