SugarⅡ
今、あたしの視界には真っ白な天井と……
ニッコリ笑う彼氏。
「え、何?」
さっきまで、ベッドの上で雑誌を読んでいたはず。
久しぶりに涼の家に遊びに来て、涼は課題が終わってないから
終わるまで待っていようと思ってて……
「課題は?」
「んー、何か終わる気がしないからさ。やめようかと思って」
サラッと言ってのけたみたいだけど……ダメでしょ、それ。
ただでさえバカなくせに、課題出さなきゃヤバいんじゃない?
「ダメでしょ、それ」
よくよく見てみれば、机の上には教科書が広がっている。
そのくせ、ノートは真っ白。
「大丈夫だって、俺やるときはやる男だからさー」
いつ、やるときが来るんだ←