SugarⅡ


グッと顔の距離を近づけて



「後で絶対やるからさ」



そう言ってあたしの唇を奪う涼。結局流されてしまう。




「やらなかったら二度と涼の家には遊びに来ないからね」



そう言ったあたしに頷いて、首筋に顔を埋めた涼。



「あ、そういえば……」



思い出したかのように唇に手を当てて、「しーっ」と言うと




「今日は親がいるから……声、出すなよ?」



「はっ?」





しーっ、と言って

唇に手を当てた君は


"親がいるから
声、出すなよ?"


そう言った



(ちょ、無理無理!!)
(大丈夫、美海が我慢すればいいの)
(や、ちょ……ダメだって!//)
(可愛い…)



結局その後、涼は徹夜で課題を終わらせたそうだ。


-END-
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