悪魔的ドクター
-翔灯-
――……速水side *。+†*
「速水先生、コーヒー飲み過ぎです。何杯目だと思ってます?」
「…わからん」
呆れ顔の看護師に
厳しく注意される。
今日の俺は…変だ。
なぜか朝からソワソワしっぱなしで、コーヒーが止まらない。
俺自身も理由はわからんが
胸騒ぎがする。
「集中出来ん…」
「少し休憩したらどうです?仮眠室使います?」
「いや…いい」
こんなんで仕事を放棄する訳にはいかない。
『しっかりしろ』と言い聞かせ
積み重なる1番上のカルテを
1冊手に取る。
するとその拍子に
下にあった他のカルテの数冊は
バランスを崩してドサドサと床に落ちた。
「最悪だ…」
疲れてるのか?
医者のくせに
しっかりしろよな
自分に苛立ちながら
床に散らばるカルテを
1冊1冊机に戻す。
ふと手に取った咲桜ちゃんのカルテ。
まさか…な。
この胸騒ぎが彼女と関係してるなんて…思いたくない。
そんな縁起でもない事を考えるなんて、俺は医者失格だ…。
バカな考えを捨てろ。
「速水先生、コーヒー飲み過ぎです。何杯目だと思ってます?」
「…わからん」
呆れ顔の看護師に
厳しく注意される。
今日の俺は…変だ。
なぜか朝からソワソワしっぱなしで、コーヒーが止まらない。
俺自身も理由はわからんが
胸騒ぎがする。
「集中出来ん…」
「少し休憩したらどうです?仮眠室使います?」
「いや…いい」
こんなんで仕事を放棄する訳にはいかない。
『しっかりしろ』と言い聞かせ
積み重なる1番上のカルテを
1冊手に取る。
するとその拍子に
下にあった他のカルテの数冊は
バランスを崩してドサドサと床に落ちた。
「最悪だ…」
疲れてるのか?
医者のくせに
しっかりしろよな
自分に苛立ちながら
床に散らばるカルテを
1冊1冊机に戻す。
ふと手に取った咲桜ちゃんのカルテ。
まさか…な。
この胸騒ぎが彼女と関係してるなんて…思いたくない。
そんな縁起でもない事を考えるなんて、俺は医者失格だ…。
バカな考えを捨てろ。