存在と言う名の歌
桜の香り、風の音、紅い夕日の光差す階段
私とユウキが居る空間の音はそれしかない
「...」
「...」
「ぁ、えっとー...」
話を作らなきゃと言葉を作ったが
「付き合って欲しいって、次は言うのかな?」
ずばり的中していた、彼の言葉に嘘は無かった。
「ぁ、うー...はい...」
一層頬を紅くする私
「その...この私で良ければ...」
一つ一つの言葉が気持ちの風となって彼に伝わるよう
「付き合って...下さい」
最後の放たれた言葉、貫き通す桜の香りに沿って
☆ ☆ ☆
数分の無言空間
そして彼は空間を裂くかのように次のように話す
「良いよ」
「...えっ...」
彼の笑顔と言葉に、これは真意だなと思った
ドキドキが一層に増し、めまいも強くなる
初めての告白で、初めての恋。
それが実ったのは初めて―――...
私は意識が薄れていくのを感じ...
すると、ふわっと優しく香る温かいのが
身体を包む。
☆ ☆ ☆
私とユウキが居る空間の音はそれしかない
「...」
「...」
「ぁ、えっとー...」
話を作らなきゃと言葉を作ったが
「付き合って欲しいって、次は言うのかな?」
ずばり的中していた、彼の言葉に嘘は無かった。
「ぁ、うー...はい...」
一層頬を紅くする私
「その...この私で良ければ...」
一つ一つの言葉が気持ちの風となって彼に伝わるよう
「付き合って...下さい」
最後の放たれた言葉、貫き通す桜の香りに沿って
☆ ☆ ☆
数分の無言空間
そして彼は空間を裂くかのように次のように話す
「良いよ」
「...えっ...」
彼の笑顔と言葉に、これは真意だなと思った
ドキドキが一層に増し、めまいも強くなる
初めての告白で、初めての恋。
それが実ったのは初めて―――...
私は意識が薄れていくのを感じ...
すると、ふわっと優しく香る温かいのが
身体を包む。
☆ ☆ ☆