とある烏の物語

こどくなとらのおはなし

からすはある日サバンナを飛んでいました。

すると、とても賑やかな笑い声が聞こえてきました。
何事かと見てみるとたくさんの種類の動物が楽しそうに遊んでいました。

ライオンもキリンもヒョウもサイも、肉食も草食も関係なく笑いあっていました。

からすはとても楽しそうだったので仲間に入りたいと思いました。

なのでからすはいいました。

『皆さん楽しそうですね。私も仲間に入れてもらえませんか？』

すると彼らは驚いて言いました。

「ダメだ。君は青い色をしていてとても目立ってしまう。それに青いからすなんて聞いたことがない。気味が悪い。」

軽蔑の視線がつめたく突き刺さるのを感じ、慌ててその場をあとにしました。
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