とある烏の物語
でもだれもそのからすのはなしをきいてくれません

どれだけいってもみんなそんなはずはないとわらうだけなのです

しかたなくそのからすは1ぴきでにげました

なんにちかしたあとそのからすはみんなでいたもりへいってみました

でもだれもいません

ただなかまのはねとちがちらばっているだけでした

からすはとてもかなしみました

なんにちもなんにちもなきました

そしてなきすぎてそのなみだはからすのくろいいろをおしながしてしろいろに、めもまっかになってしまいました

そしてそのしろいからすはとびたちました

なかまのいなくなってしまったそのからすはせかいじゅうのいろいろなひとをみたいとおもったのです

そのからすのたびはいまもつづいているでしょう

とおいむかしのおはなし
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