〔短編〕Rain
あたしはそっと傷に手を当てた。

…この傷とも向き合わないといけないな。


「雨!!」


名前を呼ばれ、ゆっくりと後ろを振り返る。


「篠田虹…。」


そこにはあたしと同じように息を切らせた篠田虹がいた。
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