君が好き。

俺が振り向くと
一人の男が立っていた

スーツを着て、
髪もバッチリ決めている
一見…ホストのような人

そんな人が…俺に何の用?





「お前、ホストなんねぇ?」




「……ホスト?」


あまりにいきなりの出来事で
俺は硬直してしまった


そんな俺の姿を見て
男はフッと笑い

「そう、ホスト。」

と呟いた




…いやいや
意味わかんねぇ


「俺、中学生ですから」

そう言って立ち去ろうとした時



「お前、絶対売れるぜ?」

名刺を突き出して、
俺の横を過ぎ去っていった


 
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