君が好き。

「俺、マジでそーゆうの
興味ねぇから」

そう言うと、
俺はハンバーガーに噛り付く


「ちぇっ、つまんねーの!」

ハァと溜め息を吐き出して
准也は
「まぁ、俺も実行人制度には
共感しねぇけどな」

と続けた



実行人制度なんて、
ただの中学生のお遊びにすぎない

馬鹿らしくて、
笑いすらおこんねぇよ…







「それより蓮、
さっき喋ってた男誰?」

あ…見てたんだ


ここで嘘をつくのも変だし、
すべて話す事にした


「あぁ…なんかホストに誘われた」

俺は一枚の名刺を
准也に差し出した


 
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